相場のこころ 07/05/20
本来、投資をする前に伝えておかなければならないことは心の話です。
もし相場への見方が大方あっていてなお、ポジションがうまく取れず、
行ったり来たりの展開で投資方法に悩んでいるのなら
それはテクニカルや経済要素の分析方法のせいでも、情報が遅いからでもありません。
ひとえに、こころの準備ができてないからです。
相場はないものを買ってないものを売ります。
そこには実体がありません。真実も、偽りも、すべてが実体のないもの と考えて投資に望まなければなりません。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず ただ春の世の夢のごとし
たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ
天井を取ろうとすれば、止まない欲望に喰われます。
大底を拾おうとすれば、暴落の恐怖に逃げることになります。
相場も人の人生のように、真ん中を行かなければなりません。
それは、欲を押さえ、心の主となることに違いありません。
長い道のりです。
しかし、またこの道しか残されていません。
これから投資を始める方に話さなければならないはじめのことです。
パニックはいつも不意を突く 07/06/04
投資家が逃げられなくなるパターンはまず不意を突かれるということです。
トリプルトップを崩して5%上がった後、寄り付きが大幅安とか
ダブルボトムを割れるような動きから、一気に反転が始まったとか。
そのような動きは、物事が連続して引き続くとする人間の心理の不意を突いてきます。
不意を突かれた後、投資家の行動は止まります。
これが縛られてしまう状況です。
経験則から、いつもの動きを期待して、実際はそれと違っても、経験則からそれらは
結果的に以前と同じようになると思いこみます。
これも縛られている状態です。
縛られた後、しばらくは傍観することになります。
おそらくは、中国市場も崩れ始めでは、投資家は何もしません。
巨人の星、なぜ遠回りをしない! 07/06/06
まず雑談から・・
今日は交流戦も巨人軍の試合はTV放映されず、息抜きサウナの唯一の楽しみを奪われた日でしたが、
ボロ負けしているようなので良かったかもしれません。
プラチナは国内単価g5000円でも、東京ドームプラチナチケットはもう存在しません。
ちなみに東京ドーム(9681)は97年2540円、今670円(チケット余ってます。いつでも)。
さて、幼い頃、巨人の星でこんなシーンを見たことを覚えています。
飛雄馬がマラソンでいつもの道を走っていると、三つ叉のいつもの道は工事でふさがり、残りの2つの道が残されていました。
彼は、そのうち近い方を選んで走りました。
走ってしばらくするとその先に大きな影が現れてきました、それは父一徹だったのです。
そして、なぜ近回りをした!と殴られた訳です。
さて、大人になっても、このシーンは忘れられません。
近い道と、遠い道があると遠い道を選ばなければならないと思ってします。
効率化の権化となった現代で、非効率、遠回りは、悪のように咎められます。
なぜ、近道を通ってはいけないのか?
それは、投資も同じです。
明日も咲く甘い香りの花を選べば、今は気持ちが良いかもしれません。
しかし気づいたときには自分が自分でなくなっているはずです。
甘い香りでなく
「銭の花の色は清らかに白い。だが蕾は血がにじんだように赤く、その
香りは汗の匂いがする」(花登筺)
でなければなりません。
そうとう脱線したことをお許しください。
今日発表された裁定買い残、金額ベースでは、残はやはり4兆円近くまだ残っており、これは9月にロールオーバーされます。

裁定買い残金額ベース
残高は昨年もこの6月から7月にかけて重荷となったように、先送りはできますが、それは危機を時間的にずらしたに過ぎません。
下げるときは国内の火薬庫となります。
また世界的には、もうグリーンスパンが2回、バーナンキが1回、中国当局が2回、警告。
さらに追加で香港金融管理局が今日、中国本土の株式市場の変動が激しくなっているため、あらゆる投資家は慎重に行動する必要があると警告。
すでにこれで火薬も、導火線も準備完了です。
いよいよ火がつこうとしています。
株式はまだ逃げる時間があります。またNYが崩れてから東京の買い玉を手仕舞ってもまだ間に合います。
しかし投信は相当注意。とくに知らない国の投信は、返済不能となっても知りません。
この手の話は、山一の時のように、恩赦でなんとか全額が帰ってきた、なんてことはありませんから。
現金を国内投資用に戻さなければならない時期はもうとうに過ぎているかも知れません。
遠回りでも準備してください。それが教えです。
NYダウの戻りはたいそう喜ばれる 07/06/07
ポジションが非常にまとめられていれば、あえて史上最高値圏で「虎穴にいらずんば虎児を得ず」の格言を思い出すことなく
静かに撤退できるのですが、すでに多くの銘柄を保有し、手仕舞いなど許し難いと考えている投資家にとって
前兆あとの戻りは、非常に安心できるものです。
欲が深ければさらにそこで調整完了とばかりに買い増しもします。
相場は、深押しした場合、短期的に戻り入ります。
たとえば

など、ブルーの最終下値抵抗ポイントを割り込んで、戻ってもよいラインに到達し、
13500-13620までのレンジへ再び入ろうとします。
その時に投資家は、我慢して良かった、さらに買い増し成功、となるわけです。
ここに我慢の種は植えられたことになります。
次の下落の時、オシレーターは下への加熱を示唆しません。
通常の下降トレンドへの合図です。
しかし、投資家は考えます。我慢。
「待てば海路の日和あり」
いっぱい抱えて様子見 07/06/13
金利上昇懸念より、債券の暴落という意味の方が大きい今回の調整場面ですが、まだ調整の範囲です。
なぜなら、本当の暴落とはこんなものではないからです。
ではそのために、様子見としましょうか。
しかし様子見はポジションがなくなってはじめてできるものです。
沢山買ってはいけないのは、理由がどうであれ、逃げたい気持ちを、ポジションの大きさが躊躇させるからです。
暴落は一日にしてならず、ですから、本来は逃げられます、本来は。
しかし、欲望と、悔しさと、怒りに投資家は絶対の判断をしないものです。
すべては「こころ」が決めるのです
下がって逃げられず、上がってなお逃げられず 07/06/14
投資家とは、人間とは欲深いものです。
頭としっぽはくれてやれ 2007/06/21(木) 19:20
相場の格言に
「頭としっぽはくれてやれ、骨までしゃぶると腹こわす 」
とあります。
それでも天井圏での挑戦が多いのは如何に天井が強く見えるかの 印です。
しかし、本当にポジションを作る価値のあるところは 大底であり、
本当にポジションを外していくところは、 上昇波動の中の天井圏であるはずです。
それでもなお天井は強く見え、ここで誰もが買いたくなります。
誰でもがです。
そして誰もが大きなポジションを取ります。
なぜなら明日も急騰を確信できるからです。
オオカミの話 2007/06/21(木) 23:38
分かっていることは
オオカミは必ず来る、ということ。
分かってないことは
オオカミがいつ来るか、ということ。
できることは
オオカミが入れない銀行にお金を戻すこと。
この3つの意味が分からなければ
永遠に相場と対決することになります。
我慢の種が芽を出す 2007/06/25(月) 07:27
我慢の種が芽を出す。
例え一時的な下落があったとしても、今回は数度にわたる買い支えで
我慢の種は植えられています。
よっていったんは希望の花が咲いたように映り、下落に余裕を与えるでしょう。
これが中期的な下落の入り口で起こることです。
しかし、レンジを出来高を伴って上に離れない限り、ナンピンしたり
我慢してはいけません。
上に行かない限り、
「ナンピン 損ピン、すかんピン」
となることをお忘れなく。
ローマは一日にしてならず、暴落も一日にしてならず 2007/06/26(火) 09:42
相場のこころ
ローマは一日にしてならず、
暴落も一日にしてならず、
ポジションも一日にしてならず。
だいぶ前から、きちっと宿題をやっておかないと、
じゃあ、今日から、売り方。
という風にはいきません。
幸い相場は、大きな天井の前に、その準備に入っていることを 示してくれます。
一度だけ。
そんな時に、上がっている銘柄ばかりを見つめ、如何に儲けようか
と考えてばかりいれば、最高の、最後の、ポジション整理のチャンスを 逃します。
NEWSが役立ったことはありません。
サブプライムローン問題発生
サブプライムローン問題沈静化
サブプライムローン問題再度指摘
サブプライムローン問題そう大きくない
サブプライムローン問題思ったより大きい
サブプライムローン問題ヘッジファンド破綻。
新聞を見ても、TVのニュースを聞いても、
そこに売り買いのポイントを示すものなど一つもありません。
ニュースを毎日読んで、ポジションをとるのと
チャートを毎日拝んで、ポジションをとるのと
結局どちらが重要なんでしょう。
光通信(9435)は誰が最後まで推奨していたか、などは 昔々の話ですが、私は忘れてはいません。
市場はニュースに対してはすでに効率化し、そこにつけいる余地は ありません。
いい銘柄はすでに買われ、悪い銘柄はすでに売られ。
アナリストはそろばん勘定より、気楽に目標値を変え、
投信は永遠に売り買いを繰り返し、
そうして、多くの手数料が市場から消えていきます。
本当の情報はそう多くはいりません。
大切な3つのことだけ頭にいれて集中すべきです。
天井で儲けようと思っても、そう効率のよいものでないことを
もう一度思い出すべきでしょう。
気持ちの良い取引は、気持ちの良い結果を必ずしも招きません。
相場のこころ 2007/06/27(水) 02:47
このブログはテクニカル分析を中心に市況分析をお届けしています。
神様はサイコロを振らない、と思っている人たちによって、
魔法の罫線は語られてきました。
毎年、新春経済展望といって、年末の為替や日経平均のポイントを予測したり、
天井と底をあらかじめ分かったように語ったり。
さて、しかしながら相場は、すくなとも百数十年の間、
これらの魔術を使おうとしている占い師に背を向けてきました。
もう一度、言います。
決まっていることなど何もないのです。
すべては、確率の世界で語られるだけです。
20年間アメリカは巧くやってきた、だから今度も大丈夫だよ。
日本の政府のいう改革なくして成長なし、という言葉とは違うよ。
「アメリカの経済は継続的成長過程にある」 FRB議長のいう、
この言葉は確かに、比べものにならないくらい信頼感が厚いのかも知れません。
しかし、歴史は、繰り返されるのです。
なんとかやってくれるに違いない。
それがおきまりの路線であったとしても、確率にしか過ぎません。
いつが天井で、いつが底なのか、それは決まっていないのです。
相場はあくまでも生き物であり、その生存場所は確率でしか 現されません。
このブログでは、占いと科学的統計学をはっきり区別してお送りしております。
どうにでもなる後講釈の解説や、難しすぎて本人さえわからない ような、
何をしたらいいか悩むような、言い回しもありません。
あるのは、推薦するポジションとそのポジションをとる 条件だけなのです。
その条件は抵抗ポイントとしてお話しします。
抵抗ポイントを守ることができれば、トレンド継続、できなければ、
新しいトレンド形成への準備と見ることができるわけです。
またこれは金融工学の中心を担う、中心極限定理を用いながらの
シミュレーションを行った結果です。
毎分観測される超短期トレンドから、長期のトレンドまでの解析を
もって、有効なポジションをお伝えして参ります。
今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。